効果的なデイリースタンドアップをするための10のTips
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。
Tips for Effective Daily Stand-up Meetingsにて、効果的なデイリースタンドアップを行う方法が書かれているので抜粋・意訳にてご紹介します。
スタンドアップミーティングはチームのためのもの
このミーティングは、チームにとって、単に状況の報告をするだけのものではなく、ゴールを達成するためのチームメンバーの努力を同期させる場である。 もし、管理用の加工物を作る(例えばトラッキングツールの更新)必要がある場合は、ミーティング外で行うべきである。
ルールは固定ではない
本で読んでいるであろう、3つの質問に答えるやり方は、はじめたばかりの人のためのものだ。 チームは質問を追加したり、フォーマットを変えたり、ニーズを解決するために必要なことをすれば良い。
タスクについてではなく、自分たちのゴールへのコミットメントについてのものである
タスクのトラッキングは非常に重要だが、スプリントプランニングの際には考えなかったような作業が日々発生する。 チームは新しい作業に対して反応しつつ、自分たちのゴールに対するバランスを考えなければならない。 チームはお互いにゴールに対する新たな開発物や脅威について伝えなければならない 達成したタスクについても気にしなければならないが、それ以上にゴールについて気にしなければならないのだ。
スクラムマスターは自分の役割を知らなければならない
スクラムマスターがデイリースタンドアップミーティングを運営するのではない。スクラムマスターはチームをファシリテートする。 スタンドアップミーティングのルールはチーム発のものであり、スクラムマスターはそのルールにしたがっていることを保証する役目だ。 もしチームが、スタンドアップミーティングへの遅刻は許しがたい、と判断したなら、遅れた人に罰を与えるというルールを作るだろう。 1ドル支払うか歌を歌うのが一般的だ。 スクラムマスターはチームのたがが外れないようにしなければならない。
「スタンドアップ」であること
もし同じミーティングを座って行うなら、所要時間は50%増しになるだろう。 立って行うことは緊急という感覚を醸成する。 別の会議で立って行ったらどうなるか見てみると良い!
タイムボックスを尊重する
私が見たなかで、最も効果的なスタンドアップミーティングの1つは、5分間の「エネルギーとアクティビティのハリケーン」だった。 チームは共有しなければならないことを共有していた。15分を超えるスタンドアップミーティングは間違っており是正の必要がある。
実際の(物理的な)タスクボードを見ながらおこなうことが好ましい
これは常時可能なわけではないかもしれないが、電子的なもので代替はできない。 カードが貼られている実際の(電子的でない)タスクボードは、チーム全員が同じ場所で同時にタスクを扱うことを可能にしてくれる。 タスクボードはチームが所有していることを推奨。
プロジェクターの利用は避ける
ちょっと言い過ぎかもしれないが、スタンドアップミーティングを行っている部屋のプロジェクターは「会話キラー」という名前にすべきだと思う。 プロジェクターを使って、マウスでクリックすることで、ツールがリニアに一度に情報を見せられると思ってしまうことがある(不幸にもスクラムマスターもしばしばそう思ってしまう)。 ソフトウェアのツールはプロジェクト計画やトラッキングにおいてしばしば重要であることは間違いないが、同じ場所にいるチームのデイリースタンドアップでは入り込む余地はない。
チームの作業場で行うことが好ましい
理想的なスタンドアップミーティングはチームの作業エリアでタスクボードを取り囲んで行うことだ。 そうすることで移動の時間を減らすことができるし、チームがタスクボードのそばにいつもいることができる。 これは分散チームの場合は無理だが、同じ場所にいるチームでは役に立つ。
チームのものである
チームが質問の内容、開催時間、デイリースタンドアップの形式を決める。 スクラムマスターがいるかどうかに関係なく、いつも同じように行われるべきである。 スクラムマスターに推奨する1つの簡単なテストは、時々デイリースタンドアップの時間にどこかに隠れて、こっそりそこで何が起こっているかを見ることだ。 チームがスクラムマスターのあなたがいるときと同じようにスタンドアップを進行しているならば、あなたは良い仕事をしている(=ファシリテーションの教育ができている)。 そうではなく、チームがあなたが思っているように集まったり立ったりしていない場合は何か見直すべき点がある。