ブログ

ryuzeeによるブログ記事。不定期更新

直近開催のScrum Alliance認定スクラムマスター研修のご案内

チームワークに関するよくある6つの誤解

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。

Six Common Misperceptions about Teamworkが良い記事でしたので、抜粋・意訳にてご紹介します。

環境の変化に素早く対応しなければならない組織において、ミッションを達成するためには、チームワークとコラボレーションが必要不可欠だ。私のアメリカのインテリジェンス・コミュニティーでの研究では、その考えを支持しているが、プロダクティブなコラボレーションから外れてしまう可能性のあるチームワークに関する多くの誤った考え方を目にする機会が多い。

  • 誤解1 調和は役にたつ。共同作業者との間でのスムーズな相互作用が、どうやって進めるのが一番良いのか、という時間のムダになる議論を避けてくれる。
  • 実際 まったく正反対の結果を調査結果が示している。よい感じでマネージされていてチームの目的にフォーカスしている場合、衝突はよりクリエイティブなソリューションを生み出すことができる。(衝突がないグループよりもだ)。衝突が仕事それ自体に関するものである限りは、意見の相違はチームにとって役にたつものだ。実際に、過去の研究では、シンフォニーオーケストラにおいて2つのオーケストラを比較した場合、皆が特別に調和していたオーケストラよりもそうでないちょっと気難しいオーケストラのほうがより良いアンサンブルを奏でていた。

  • 誤解2 チームのメンバーを入れ替えて混ぜていくのは良いことだ。新しいメンバーはチームにエネルギーと新鮮なアイデアをもたらす。そうしないと、メンバーが独りよがりになったり、環境を変えていくことをしなくなったり、一緒にいるメンバーの誤った行動を許しすぎてしまうリスクがある。
  • 実際 長い間一緒にいるメンバーは傷のないグループとして機能し、よりうまく行動できる。理屈にあわないように思えるかもしれないが、研究のエビデンスからははっきりと結論づけられる。それがバスケットボールのチームでも弦楽四重奏団でも、一緒にいる時間がながい方がうまくやることができる。

  • 誤解3 大きいことは良いことだ。大きい組織の方が仕事に割り当てられる人が多くいる。さらには、全ての関係者の代表を含んでいるので、決められたことは何でも受け入れられ使われる機会が増える。
  • 実際 大きすぎるサイズは効率的なコラボレーションにとって、もっともよくある、そして最悪の障害だ。グループが大きければ大きいほど、タダ乗りの可能性が高くなり、メンバーの活動を調整し続ける努力が必要となる。小さいチームはより効率的で、フラストレーションが少ないのだ。

  • 誤解4 フェイスツゥーフェイスでの意思疎通は過去のものだ。いまや我々にはコミュニケーションや調整のための強力な電子的なツールがあり、チームは離れていてもより効率的に仕事することができる。
  • 実際 遠隔で働いているチームはかなりの不利がある。チームメートとフェイスツゥーフェイスになるようにすることは本当に大きなメリットになる。分散したチームに極度に依存している組織の多くは、チームを立ち上げた時や中間地点や仕事が終わった際にメンバーを一箇所に集めることが時間と金をかける価値があることだということに気づいている。

  • 誤解5 すべてはリーダー次第だ。あなたが指示したり勤めている良い成果をあげているチームのことを考える。そして、うまくいっていない他のチームのことを考える。これらのチームの違いに関してどう説明したらよいだろうか?もしあなたが他の人と同じような感じだったら、あなたの説明は2つのチームのリーダーのパーソナリティやふるまいやスタイルに関することになるだろう。
  • 実際 グループリーダーの実践的な活動によって違いがでる。 しかし効率的なコラボレーションのためにリーダーがすることができるもっともパワフルなことは、メンバーがうまく自分たち自身を管理できるようにすることを助けられる環境を作ることだ。2番目はチームをうまく立ち上げることだ。そして3番目は仕事の途中でリーダーが行う実践的なティーチングとコーチングだ。我々の研究では、様々なうまくいっているチームのうちの60%が、その理由が上述の環境であることを示しており、30%がチームの立ち上げをうまくやったためだと示している。そしてリアルタイムのコーチングはわずか10%だ。リーダーはコラボレイティブな活動においては本当に重要ではあるが、それが全てではないのだ。

  • 誤解6 チームワークはマジカルだ。その多くのメリットを享受するためにやらなきゃいけないたった一つのことは、優秀な人を集めて、何が必要なのかを簡単に伝えることだ。そうすれば、チームは勝手に良い結果を出してくれるだろう。
  • 実際 成功のデッキを積み上げるためにどれだけ準備するかについては慎重にある程度は考える必要がある。最高のリーダーはチームが何を達成すべきかについて明確にチームに説明する。そしてチームが成功のために必要な全てのリソースやサポートを揃えていることを確認する。効果的なコラボレーションに必要なものを得るためには多少の政治工作をしなければならない場合もあるかもしれないが、それは苦労する価値がある。

それでは。

アジャイル開発チーム向けのコーチングや、技術顧問、Scrum Alliance認定スクラムマスター研修などのトレーニングを提供しています。お気軽にご相談ください(初回相談無料)
前の記事 プロジェクトを立ち上げる際に行うべき20の質問
次の記事 I want to run an agile project.

プロダクト開発で、こんな課題を感じていませんか?

  • 何を作るべきか、順位の決め方が定まらない
  • プロダクトの方向性をチームで共有できていない
  • 開発組織の体制や役割がうまく機能していない
  • 開発プロセスが形骸化し、目的を見失っている
  • アジャイルを導入したが、組織に定着しない

プロダクトマネジメント、組織構造、開発プロセスの課題について、組織全体の視点から支援します。

お問い合わせ(初回相談無料)

契約を前提にした相談でなくて構いません。相談に際して事前の整理や準備は不要です。

Aligned ―プロダクト開発におけるステークホルダーとの関係性の築き方
ダイナミックリチーミング 第2版
Tidy First?
脳に収まるコードの書き方
プロダクトマネージャーのしごと 第2版
エンジニアリングマネージャーのしごと
チームトポロジー
スクラム実践者が知るべき97のこと
プロダクトマネジメント
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
みんなでアジャイル
レガシーコードからの脱却
Effective DevOps
変革の軌跡
ジョイ・インク
アジャイルコーチの道具箱
カンバン仕事術
Software in 30 Days
How to Change the World