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ryuzeeによるブログ記事。不定期更新

【発売のお知らせ】SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

西村さんと永瀬さんと僕の3人で書いていた「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」が2月12日に発売になります。

本日見本紙を受け取って来ました。出版元の翔泳社さんによると明日、明後日くらいから先行発売で都内の一部の大きい本屋にも置かれるそうです(秋葉原とかですかね)。

この本の特徴はなんといっても開発チーム向けに日本語で書き下ろしたものであるということです。 内容は基礎編と実践編に分かれており、基礎編では、Scrumのルールを簡潔に解説しています。実践編では仮想のプロジェクトをもとによくあるシーンとそこでの行動の仕方や考え方などを解説しています。 なお、前書きは認定スクラムトレーナーで日本に何度も来日されているJames Coplienさんと、アジャイルコミュニティの牽引役の一人である角谷信太郎さんに書いていただきました。 是非お手にとっていただき感想などをお寄せ頂ければ幸いです。Twitterではハッシュタグ #scrumbcbook をつけていただけるとありがたいです。 また、2月14日に目黒雅叙園で、Scrum Boot Camp Premiumを開催いたします。参加特典として本書がついております。是非参加をご検討ください。詳細はこちらです。

目次は以下の通りです。

刊行によせて
この本はどんな本だろう?
はじめまして!!

基礎編
基礎編 Scrumってなに?
はじめに
アジャイル開発ってなんだろう?
Scrumって何だろう?
要求を並べ替える
プロダクトの責任者は誰?
動作するプロダクトを開発する
短く区切って繰り返す
頻繁に計画する
リリース判断可能ってなに?
毎日状況を確認する
できあがったプロダクトを確認する
もっとうまくできるはず
縁の下の力持ち
まとめ

実践編
実践編 どうやればうまくいくの?
Scene No.00
プロジェクト概要と人物紹介
 よし、始めようか!!
 登場人物紹介
Scene No.01
ロールを現場にあてはめる
プロダクトオーナーは誰だ!?
 ロールはただの目印なんだ
 コラム:みんなでロールを決めてみよう!!
Scene No.02
プロジェクトを理解する どんなプロジェクト?
 プロジェクトの行く先を知っておこう
Scene No.03
プロダクトバックログをつくる
いつごろ終わるんだい!?
 大丈夫だと思える見通しを立てる
Scene No.04
見積りをしていく
正確に見積もれません!?
 見積りは素早くやろう!!
Scene No.05
見積りをより確実にする
僕なんかでいいですか?
 あてずっぽうにベストを尽くせ!!
 コラム:デッキは工夫しながらつくっていこう!!
Scene No.06
プロジェクトの計画を立てる
いつ何が手に入るのか?
 これから先のことを知っておく
Scene No.07
詳細な計画を立てる
ちゃんと計画できたかな?
 確実に終わる計画をつくろう!!
Scene No.08
素早くリスクに対処する
スプリントは順調かな!?
 どこかに問題がないかを検査する
Scene No.09
成果物を固めていく
だいたい終わってまーす!!
 確実に終わらせてから進むんだ!!
Scene No.10
状況をうまく把握する
これって間に合うのかな?
 問題になる前に見つけるんだ!!
Scene No.11
先を予測しやすくしておく
あともう一日あれば……
 タイムボックスは譲れない
 コラム:見積りポーカーを活用しよう!!
 スプリント#2
Scene No.12
次にやることを明確にする
少し早く終わったぞ!!
 次にやることは誰もが知っている
 コラム:デイリースクラムを工夫する
Scene No.13
みんなの自律を促していく
全員揃っていないけど……
 守っていくのは自分たちだ!!
 コラム:見せかけの進捗にだまされない
Scene No.14
ベロシティを上げていく
もっと早くできないの!?
 ベロシティに惑わされるな!!
Scene No.15
問題を見つけやすくする
え? POがいないの!?
 みんなで協力して進めていくんだよ
Scene No.16
意図を明確にしておく
うまく伝わってるのかな?
 なんとしてでも伝えよう!!
Scene No.17
プロジェクトを支援していく
何かがおかしいぞ!?
 みんなを支えてゴールを目指す!?
Scene No.18
より良い状態にしていく
すぐに解決できないよ……
 少しでも理想に近づけていくぞ!!
 スプリント#6
Scene No.19
先のことをいつも明確にする
 今後のことがわからない!?
 小まめに手入れしていかなくちゃ
Scene No.20
手戻りをなくしていく
本当に着手していいのかな?
 スプリントを始めても大丈夫なように
 コラム:スクラムマスターって何する人ぞ?
Scene No.21
溢れたものを調整する
あれ!? 間に合わない……
 いつもゴールに向かうんだ!!
Scene No.22
さまざまな状況に対応する
この作業は苦手です……
 協力して乗り越えていこう!!
 コラム:自己組織化はタスクから!!
Scene No.23
より確実な判断をしていく
それぐらいはできるよね!?
 失敗からどんどん学んでいこう
Scene No.24
リリースに必要なことをする
やり残したことはないかい?
 後回しにしてはいけないんだ
Scene No.25
実践編で伝えたかったこと
ここからが始まりさ!?
 最後まで読んでくれてありがとう

謝辞と著者について

アジャイルコーチングやトレーニングを提供しています

株式会社アトラクタでは、アジャイル開発に取り組むチーム向けのコーチングや、認定スクラムマスター研修などの各種トレーニングを提供しています。ぜひお気軽にご相談ください。

詳細はこちら
  • スクラム実践者が知るべき97のこと
  • 著者/訳者:Gunther Verheyen / 吉羽龍太郎 原田騎郎 永瀬美穂
  • 出版社:オライリージャパン(2021-03-23)
  • 定価:¥ 2,640
  • スクラムはアジャイル開発のフレームワークですが、その実装は組織やチームのレベルに応じてさまざまです。本書はスクラムの実践において、さまざまな課題に対処してきた実践者が自らの経験や考え方を語るエッセイ集です。日本語書き下ろしコラムを追加で10本収録
  • プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
  • 著者/訳者:Melissa Perri / 吉羽龍太郎
  • 出版社:オライリージャパン(2020-10-26)
  • 定価:¥ 2,640
  • プロダクト開発を作った機能の数やベロシティなどのアウトプットで計測すると、ビルドトラップと呼ばれる失敗に繋がります。本書ではいかにしてビルドトラップを避けて顧客に価値を届けるかを解説しています。
  • SCRUM BOOT CAMP THE BOOK 【増補改訂版】
  • 著者/訳者:西村直人 永瀬美穂 吉羽龍太郎
  • 出版社:翔泳社(2020-05-20)
  • 定価:¥ 2,640
  • スクラム初心者に向けて基本的な考え方の解説から始まり、プロジェクトでの実際の進め方やよく起こる問題への対応法まで幅広く解説。マンガと文章のセットでスクラムを短期間で理解できます。スクラムの概要を正しく理解したい人、もう一度おさらいしたい人にオススメ。
  • みんなでアジャイル ―変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた
  • 著者/訳者:Matt LeMay / 吉羽龍太郎、永瀬美穂、原田騎郎、有野雅士
  • 出版社:オライリージャパン(2020-3-19)
  • 定価:¥ 2,640
  • アジャイルで本当の意味での成果を出すには、開発チームだけでアジャイルに取り組むのではなく、組織全体がアジャイルになる必要があります。本書にはどうやってそれを実現するかのヒントが満載です
  • レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス
  • 著者/訳者:David Scott Bernstein / 吉羽龍太郎、永瀬美穂、原田騎郎、有野雅士
  • 出版社:オライリージャパン( 2019-9-18 )
  • 定価:¥ 3,132
  • レガシーコードになってから慌てるのではなく、日々レガシーコードを作らないようにするにはどうするか。その観点で、主にエクストリームプログラミングに由来する9つのプラクティスとその背後にある原則をわかりやすく説明しています。
  • Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方
  • 著者/訳者:Jennifer Davis、Ryn Daniels / 吉羽 龍太郎、長尾高弘
  • 出版社:オライリージャパン( 2018-3-24 )
  • 定価:¥ 3,888
  • 主にDevOpsの文化的な事柄に着目し、異なるゴールを持つチームが親和性を高め、矛盾する目標のバランスを取りながら最大限の力を発揮する方法を解説します
  • ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント
  • 著者/訳者:リチャード・シェリダン / 原田騎郎, 安井力, 吉羽龍太郎, 永瀬美穂, 川口恭伸
  • 出版社:翔泳社( 2016-12-20 )
  • 定価:¥ 1,944
  • 米国で何度も働きやすい職場として表彰を受けているメンローの創業者かつCEOであるリチャード・シェリダン氏が、職場に喜びをもたらす知恵や経営手法、より良い製品の作り方などを惜しみなく紹介しています
  • アジャイルコーチの道具箱 – 見える化の実例集
  • 著者/訳者:Jimmy Janlén / 原田騎郎, 吉羽龍太郎, 川口恭伸, 高江洲睦, 佐藤竜也
  • 出版社:Leanpub( 2016-04-12 )
  • 定価:$14.99
  • この本は、チームの協調とコミュニケーションを改善したり、行動を変えるための見える化の実例を集めたものです。96個(+2)の見える化の方法をそれぞれ1ページでイラストとともに解説しています。アジャイル開発かどうかに関係なくすぐに使えるカタログ集です
  • カンバン仕事術 ―チームではじめる見える化と改善
  • 著者/訳者:原田騎郎 安井力 吉羽龍太郎 角征典 高木正弘
  • 出版社:オライリージャパン( 2016-03-25 )
  • 定価:¥ 2,138
  • チームの仕事や課題を見える化する手法「カンバン」について、その導入から実践までを図とともにわかりやすく解説した書籍。カンバンの原則などの入門的な事柄から、サービスクラス、プロセスの改善など、一歩進んだ応用的な話題までを網羅的に解説します。
  • Software in 30 Days スクラムによるアジャイルな組織変革“成功"ガイド
  • 著者/訳者:Ken Schwaber、Jeff Sutherland著、角征典、吉羽龍太郎、原田騎郎、川口恭伸訳
  • 出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-03-08 )
  • 定価:¥ 1,680
  • スクラムの父であるジェフ・サザーランドとケン・シュエイバーによる著者の日本語版。ビジネス層、マネジメント層向けにソフトウェア開発プロセス変革の必要性やアジャイル型開発プロセスの優位性について説明
  • How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜
  • 著者/訳者:Jurgen Appelo, 前川哲次(翻訳), 川口恭伸(翻訳), 吉羽龍太郎(翻訳)
  • 出版社:達人出版会
  • 定価:500円
  • どうすれば自分たちの組織を変えられるだろう?それには、組織に変革を起こすチェンジ・マネジメントを学習することだ。アジャイルな組織でのマネージャーの役割を説いた『Management 3.0』の著者がコンパクトにまとめた変化のためのガイドブック