プロダクトバックログ

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プロダクトバックログアイテムが完成したあとに、見積りが適正だったかを確認して修正することに意味はありますか
2023/11/27

プロダクトバックログアイテムが完成したあとに、見積りが適正だったかを確認して修正することに意味はありますか

スプリントレトロスペクティブなどで、自分たちの見積りが大きく外れたときに、なぜ外れたのかを検証することは役に立ちます。 それを受けて、未完成もしくは未着手のプロダクトバックログアイテムの見積りを見直したり、今後タスクに分解するときに抜け漏れを減らしたりできるからです。 一方で、完成したプロダクトバックログアイテムの見積 ……続きを読む

プロダクトバックログリファインメントはいつ何をするのか
2023/08/11

プロダクトバックログリファインメントはいつ何をするのか

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトバックログリファインメントのやり方について立て続けに聞かれることがあったのでまとめておきます。長文ですが参考になれば幸いです。 まずはスクラムガイド2020を確認しておきましょう。該当する箇所は3箇所です。 スプリントでの説明(9ページ) スプリントでは、(中略) ……続きを読む

プロダクトバックログアイテムはいつ見積もればいいですか?
2023/08/07

プロダクトバックログアイテムはいつ見積もればいいですか?

スクラムガイド2020には以下のように記述されています。 1スプリント内でスクラムチームが完成できるプロダクトバックログアイテムは、スプリントプランニングのときには選択の準備ができている。スクラムチームは通常、リファインメントの活動を通じて、選択に必要な透明性を獲得する。 プロダクトバックログアイテムがより小さく詳細 ……続きを読む

プロダクトバックログアイテムの粒度の考え方
2023/04/29

プロダクトバックログアイテムの粒度の考え方

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 今日はTwitter経由で頂いた質問に回答したいと思います。 質問は以下になります。 プロダクトバックログアイテムの粒度について教えてください。 ECサイトだとして、「購入者が販売商品を購入できる」というユースケースの場合、PBIに入れるユーザーストーリーとしては、「購入した ……続きを読む

今さら聞けないストーリーポイントの基本
2022/07/15

今さら聞けないストーリーポイントの基本

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 スクラムをはじめとしたアジャイル開発の見積りでよく使われるのがストーリーポイントです。 ストーリーポイントは研修でもよく聞かれるテーマであるとともに、誤解も多いものなので、今回基本からまとめて解説したいと思います。 なお、文脈の前提として、スクラムでの活用を想定しています。 ス ……続きを読む

プロダクトバックログアイテムを分割するのは誰ですか?
2022/03/20

プロダクトバックログアイテムを分割するのは誰ですか?

2020年版のスクラムガイドでは以下のような記述があります。 プロダクトオーナーは、効果的なプロダクトバックログ管理にも責任を持つ。たとえば、 プロダクトゴールを策定し、明示的に伝える。 プロダクトバックログアイテムを作成し、明確に伝える。 プロダクトバックログアイテムを並び替える。 プロダクトバックログに透明性が ……続きを読む

プロダクトバックログアイテムがたくさんあって整理に時間がかかるのですが、どうしたらいいですか?
2022/03/15

プロダクトバックログアイテムがたくさんあって整理に時間がかかるのですが、どうしたらいいですか?

プロダクトバックログに含まれるアイテムが多すぎて、整理しきれなかったり整理に時間がかかったりする状況は不健全です。 以下のような点について見直してみましょう。つまり、効率的な管理の方法を模索するのではなく数を減らしましょう。捨てましょう。 ゴミが混ざっていないか。何年もプロダクトを運用していると時間の経過とともに、プ ……続きを読む

初期の段階ですべてのプロダクトバックログアイテムを詳細に洗い出すのですか?
2022/02/01

初期の段階ですべてのプロダクトバックログアイテムを詳細に洗い出すのですか?

プロダクト初期の時点で実現したいと思っていることは、仮説に過ぎません。 インクリメントを作ってスプリントレビューでフィードバックを得たり、解決しようとしている課題を実際に抱えているユーザーへのインタビューや観察をしたりすることで、プロダクトが正しい方向に進んでいることを確認しつつ、新たに分かったことをプロダクトバックロ ……続きを読む

スプリントゴールに合わないものはプロダクトバックログから選ばず、実現の順番が前後することもありますか?
2021/10/01

スプリントゴールに合わないものはプロダクトバックログから選ばず、実現の順番が前後することもありますか?

あります。 プロダクトバックログは実現したい順番に並んでいるので、基本的には上のものほど早く作ることになります。 ただし、スプリントではスプリントゴールを設定し、その達成を目指すことでプロダクトゴール自体の達成を目指していくため、時には上位のアイテムでもスプリントゴールに関係なければ後回しにすることもあります。 もちろ ……続きを読む

プロダクトバックログの上位のアイテムの詳細化をスプリント外で他のチームがやってもいいですか?
2021/10/01

プロダクトバックログの上位のアイテムの詳細化をスプリント外で他のチームがやってもいいですか?

要求を詳細化する(少なくとも開発できるぐらいに具体的にする)作業をプロダクトバックログリファインメントと呼びます。 このイベントは次以降のスプリントを始める上で重要な活動なので、前のスプリントの中で開発チームやプロダクトオーナーが自分たちの時間を使って実施します。 つまりスプリントで開発に使える時間はその分減るというこ ……続きを読む

プロダクトバックログの見積りについて、規模や工数を算出する時にどんな方法を使えばいいですか?
2021/10/01

プロダクトバックログの見積りについて、規模や工数を算出する時にどんな方法を使えばいいですか?

プロダクトバックログアイテムの見積りは継続的に実施する活動なのでタイミングごとに説明します。 まずプロジェクト初期に全体で必要そうな工数や期間などを算出します。 算出の仕方はスクラムでは規定はありませんので好きなやり方を使ってください。 例えばファンクションポイントも使えますし、見積りのノウハウが蓄積されていればそれを ……続きを読む

プロダクトバックログ管理ツールは何がおすすめですか?
2021/10/01

プロダクトバックログ管理ツールは何がおすすめですか?

全員が同じ場所で仕事をしている場合は、付箋紙やインデックスカードのようなアナログのツール、 そうでない場合は、Google Spreadsheet、Excel、Trelloなどの自由度の高いツールがお勧めです。 Jiraのような専用ツールは入力項目が多く、どうしてもツールに使われてしまう(無駄な時間がかかってしまう)の ……続きを読む

リファクタリングはプロダクトバックログやタスクに入れた方がいいですか?それとも各自が定常的に実施すればいいですか?
2021/10/01

リファクタリングはプロダクトバックログやタスクに入れた方がいいですか?それとも各自が定常的に実施すればいいですか?

アジャイル開発の場合、インクリメントの考え方のとおり、動作している(役にたっている)プロダクトに機能を追加していく形になります。 したがって、一度書いてテストしたコードは「壊さないために触らない」ということはなく、スプリントを重ねるごとに変更が入ることがあります。 つまり常時変更が入る前提でコードをクリーンな状態に保つ ……続きを読む

初期のプロダクトバックログの作り方
2021/04/25

初期のプロダクトバックログの作り方

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 別のところで依頼を受けて作った文書なのですが、皆様の参考にもなるかと思いますので共有しておきます。 まずはプロダクトゴールを検討する プロダクトバックログは、プロダクトゴールの実現のために存在します。 つまりプロダクトバックログを作るには、プロダクトとして実現したいゴール、顧客 ……続きを読む

プロダクトバックログアイテムの分割方法
2021/02/02

プロダクトバックログアイテムの分割方法

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトバックログアイテムは、複数スプリントにまたがって1つのものに着手することはありません。 必ず、1スプリントで完成できる大きさになっている必要があります。 これは、複数にまたがってしまうと変化に柔軟に対応できなくなること、成果の量の把握が難しくなること、大きいものを扱う ……続きを読む

プロダクトバックログアイテムとタスクの見積り
2016/12/25

プロダクトバックログアイテムとタスクの見積り

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 以前お客様先でスクラムのトレーニングを実施した際に、プロダクトバックログアイテムとタスクの見積りについて質問をいただきました。 見積りについてはもっとも質問をいただく項目の1つでもあるので、ここでスクラムにおける見積りについて書いておくことにします。 プロダクトバックログアイテ ……続きを読む

プロダクトバックログアイテムはReadyなものだけスプリントに投入するべきという話
2016/11/03

プロダクトバックログアイテムはReadyなものだけスプリントに投入するべきという話

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトバックログはスクラムにおける生命線の1つです。 プロダクトバックログが良くないとプロダクトの価値がでなかったり、そもそもスクラムチームとして安定したデリバリーを行えません。 プロダクトバックログでよく起こる問題 プロダクトバックログを管理する上でみなさんがよく知ってい ……続きを読む

プロダクトオーナーやプロダクトバックログに関するよくある質問と答え (2)
2012/12/14

プロダクトオーナーやプロダクトバックログに関するよくある質問と答え (2)

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトバックログや見積りについて質問をいただく機会が続いているので、頂いた内容と僕の回答を整理して載せておきたいと思います。 初期のプロダクトバックログの作成作業は、プロダクトオーナーがスプリント開始前に一人でやるの? それとも、スクラムチーム全員で作成するの? 開発チーム ……続きを読む

アジャイルコーチングやトレーニングを提供しています

株式会社アトラクタでは、アジャイル開発に取り組むチーム向けのコーチングや、認定スクラムマスター研修などの各種トレーニングを提供しています。ぜひお気軽にご相談ください。

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  • スクラム実践者が知るべき97のこと
  • 著者/訳者:Gunther Verheyen / 吉羽龍太郎 原田騎郎 永瀬美穂
  • 出版社:オライリージャパン(2021-03-23)
  • 定価:¥ 2,640
  • スクラムはアジャイル開発のフレームワークですが、その実装は組織やチームのレベルに応じてさまざまです。本書はスクラムの実践において、さまざまな課題に対処してきた実践者が自らの経験や考え方を語るエッセイ集です。日本語書き下ろしコラムを追加で10本収録
  • プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
  • 著者/訳者:Melissa Perri / 吉羽龍太郎
  • 出版社:オライリージャパン(2020-10-26)
  • 定価:¥ 2,640
  • プロダクト開発を作った機能の数やベロシティなどのアウトプットで計測すると、ビルドトラップと呼ばれる失敗に繋がります。本書ではいかにしてビルドトラップを避けて顧客に価値を届けるかを解説しています。
  • SCRUM BOOT CAMP THE BOOK 【増補改訂版】
  • 著者/訳者:西村直人 永瀬美穂 吉羽龍太郎
  • 出版社:翔泳社(2020-05-20)
  • 定価:¥ 2,640
  • スクラム初心者に向けて基本的な考え方の解説から始まり、プロジェクトでの実際の進め方やよく起こる問題への対応法まで幅広く解説。マンガと文章のセットでスクラムを短期間で理解できます。スクラムの概要を正しく理解したい人、もう一度おさらいしたい人にオススメ。
  • みんなでアジャイル ―変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた
  • 著者/訳者:Matt LeMay / 吉羽龍太郎、永瀬美穂、原田騎郎、有野雅士
  • 出版社:オライリージャパン(2020-3-19)
  • 定価:¥ 2,640
  • アジャイルで本当の意味での成果を出すには、開発チームだけでアジャイルに取り組むのではなく、組織全体がアジャイルになる必要があります。本書にはどうやってそれを実現するかのヒントが満載です
  • レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス
  • 著者/訳者:David Scott Bernstein / 吉羽龍太郎、永瀬美穂、原田騎郎、有野雅士
  • 出版社:オライリージャパン( 2019-9-18 )
  • 定価:¥ 3,132
  • レガシーコードになってから慌てるのではなく、日々レガシーコードを作らないようにするにはどうするか。その観点で、主にエクストリームプログラミングに由来する9つのプラクティスとその背後にある原則をわかりやすく説明しています。
  • Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方
  • 著者/訳者:Jennifer Davis、Ryn Daniels / 吉羽 龍太郎、長尾高弘
  • 出版社:オライリージャパン( 2018-3-24 )
  • 定価:¥ 3,888
  • 主にDevOpsの文化的な事柄に着目し、異なるゴールを持つチームが親和性を高め、矛盾する目標のバランスを取りながら最大限の力を発揮する方法を解説します
  • ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント
  • 著者/訳者:リチャード・シェリダン / 原田騎郎, 安井力, 吉羽龍太郎, 永瀬美穂, 川口恭伸
  • 出版社:翔泳社( 2016-12-20 )
  • 定価:¥ 1,944
  • 米国で何度も働きやすい職場として表彰を受けているメンローの創業者かつCEOであるリチャード・シェリダン氏が、職場に喜びをもたらす知恵や経営手法、より良い製品の作り方などを惜しみなく紹介しています
  • アジャイルコーチの道具箱 – 見える化の実例集
  • 著者/訳者:Jimmy Janlén / 原田騎郎, 吉羽龍太郎, 川口恭伸, 高江洲睦, 佐藤竜也
  • 出版社:Leanpub( 2016-04-12 )
  • 定価:$14.99
  • この本は、チームの協調とコミュニケーションを改善したり、行動を変えるための見える化の実例を集めたものです。96個(+2)の見える化の方法をそれぞれ1ページでイラストとともに解説しています。アジャイル開発かどうかに関係なくすぐに使えるカタログ集です
  • カンバン仕事術 ―チームではじめる見える化と改善
  • 著者/訳者:原田騎郎 安井力 吉羽龍太郎 角征典 高木正弘
  • 出版社:オライリージャパン( 2016-03-25 )
  • 定価:¥ 2,138
  • チームの仕事や課題を見える化する手法「カンバン」について、その導入から実践までを図とともにわかりやすく解説した書籍。カンバンの原則などの入門的な事柄から、サービスクラス、プロセスの改善など、一歩進んだ応用的な話題までを網羅的に解説します。
  • Software in 30 Days スクラムによるアジャイルな組織変革“成功"ガイド
  • 著者/訳者:Ken Schwaber、Jeff Sutherland著、角征典、吉羽龍太郎、原田騎郎、川口恭伸訳
  • 出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-03-08 )
  • 定価:¥ 1,680
  • スクラムの父であるジェフ・サザーランドとケン・シュエイバーによる著者の日本語版。ビジネス層、マネジメント層向けにソフトウェア開発プロセス変革の必要性やアジャイル型開発プロセスの優位性について説明
  • How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜
  • 著者/訳者:Jurgen Appelo, 前川哲次(翻訳), 川口恭伸(翻訳), 吉羽龍太郎(翻訳)
  • 出版社:達人出版会
  • 定価:500円
  • どうすれば自分たちの組織を変えられるだろう?それには、組織に変革を起こすチェンジ・マネジメントを学習することだ。アジャイルな組織でのマネージャーの役割を説いた『Management 3.0』の著者がコンパクトにまとめた変化のためのガイドブック