スクラムマスターとしてのふるまいは多岐に渡るので、詳細は書籍などを読んでください。 ポイントだけ説明しておくと、既存のスクラムチームに新たにスクラムマスターとして参加した場合に最初にやるべきことは観察と情報収集です。 スクラムチームがどのように仕事をしているかの全体像がつかめるまでは、観察しながら事実や情報を集めます。 ……続きを読む
「どのような働きかけをすると良いか」はチームの状況によって違います。 チームは千差万別であり、複雑系に類するものなので、定型的なアプローチでうまくいくものではありません。 これを踏まえたベストプラクティスは、スクラムチームになんらかの働きかけをする前に「まず観察しろ」です。 スクラムマスターとして、指摘や改善の依頼をす ……続きを読む
スクラムガイドはすべての詳細を規定するものでないので当然ですが、スクラムチーム内の責任(役割)の変更については何も書かれていません。 スクラムガイドにおけるスクラムマスターに関する主な記述に以下のようなものがあります。 スクラムマスターは、スクラムガイドで定義されたスクラムを確立させることの結果に責任を持つ。 スク ……続きを読む
大前提として、スクラムマスターの満足のためにチームの邪魔をしてはいけません。余計な割り込みをしたり、スクラムマスターとしての存在感を出すために開発者の人の余計な仕事を増やしたりしないようにしましょう。 またチームとは、チームが自分たちでは対処できないときに、いつでもスクラムマスターの助けを求めていいということは合意して ……続きを読む
スクラムマスターの仕事は多岐に渡ります。すべてを列挙することは難しいのですが、一例を紹介します。 なお、スクラムマスターは管理者ではありません。タスクをアサインしたり進捗を管理したりするのはスクラムマスターの仕事ではありませんので誤解しないようにしてください。 スクラムのフレームワークをうまく回せるように支援する ス ……続きを読む
従来のウォーターフォールでは要件のコントロールとプロセスのコントロールの両方をプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーが行っていました。 しかしこの場合、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーにやるべきことが一極集中して非常に高負荷です。 またスコープを守ろうとするあまり開発者を犠牲にするといったことも起 ……続きを読む
スクラムマスターは、スクラムガイド(2020年版)にあるように以下のような責任を持ちます。 スクラムマスターは、スクラムガイドで定義されたスクラムを確立させることの結果に責任を持つ。 スクラムマスターは、スクラムチームと組織において、スクラムの理論とプラティクスを全員に理解してもらえるよう支援することで、その責任を果 ……続きを読む
スクラムマスターはチーム全体を冷静に観察できる人、言いにくいことでも言える人、みんなの役にたつことが好きな人が向いています。 技術スキルはあるに越したことはないですが、常に絶対に必要とは限りません。 スクラムの実現に責任を負うのでスクラムについての知識は必要です。 ときにはスクラムチームだけでは解決できない問題を組織的 ……続きを読む
スクラムガイド2020(日本語版)ではロールの人数について以下のように言っています。 プロダクトオーナーは1人の人間であり、委員会ではない スクラムチームは、スクラムマスター1人、プロダクトオーナー1人、複数人の開発者で構成される スクラムチームは、敏捷性を維持するための十分な小ささと、スプリント内で重要な作業を完了 ……続きを読む
スクラムマスター資格は認定団体が複数あるので、日本語で受講可能な研修(同時通訳を含む)がある団体や企業を簡単に紹介します。 なお、認定資格の有無は直接的にスクラムマスターとしての価値やスキルを示すものではありません。自身による継続的な学習と実践が重要なので、単に資格取得を目的化しないことをお勧めします。 Scrum ……続きを読む
スクラムガイド(2020)ではスクラムマスターやプロダクトオーナーがスプリントバックログを担当する(つまり開発者としても活動する)場合の記述はありますが、それ以外の兼任や兼務に関する記述はありません。 つまり、プロダクトオーナーとスクラムマスターの兼任自体が禁止されているわけではありません。 ですが、多くの場合、プロダ ……続きを読む
スクラムガイドを確認してみましょう。要約すると以下のようなことが書かれています。 スプリントプランニング スクラムマスターは参加者に目的を理解してもらうようにする スクラムマスターは、スクラムチームにタイムボックスを守るように伝える スプリントプランニングでは、スクラムチーム(プロダクトオーナー+開発チーム+スクラ ……続きを読む