スクラムチーム

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スクラムマスターとしてスクラムチームに働きかけるときに気をつけることは何ですか?
2023/12/27

スクラムマスターとしてスクラムチームに働きかけるときに気をつけることは何ですか?

「どのような働きかけをすると良いか」はチームの状況によって違います。 チームは千差万別であり、複雑系に類するものなので、定型的なアプローチでうまくいくものではありません。 これを踏まえたベストプラクティスは、スクラムチームになんらかの働きかけをする前に「まず観察しろ」です。 スクラムマスターとして、指摘や改善の依頼をす ……続きを読む

スクラムチーム内にマネージャー(評価者)がいてもいいですか
2023/11/19

スクラムチーム内にマネージャー(評価者)がいてもいいですか

この質問は言い換えると、マネージャー兼プロダクトオーナー、マネージャー兼スクラムマスター、マネージャー兼開発者のありなしです。 スクラムガイド2020では、スクラムチームの構造や説明責任に関する記述は以下のようになっています。 スクラムチーム内には、サブチームや階層は存在しない。 自己管理型であり、誰が何を、いつ ……続きを読む

スクラムチームのパフォーマンスを測定したいと思ったら
2023/10/12

スクラムチームのパフォーマンスを測定したいと思ったら

みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 スクラムチームのパフォーマンスを測定したいとステークホルダーに言われて悩んでいるスクラムマスターは多いと思います。 今回は、スクラムチームのパフォーマンスはどうやって測ればいいのか、何を気をつけるといいのか考えてみましょう。 具体的なメトリクスについては、別の記事で触れる予定で ……続きを読む

スクラムではイベントの司会やファシリテーションは誰がやりますか?
2023/07/28

スクラムではイベントの司会やファシリテーションは誰がやりますか?

司会とファシリテーションの違いの境界線は必ずしも明確ではありませんが、司会は会議やイベントの全体的な進行をスムーズに行うことに重点を置く一方で、ファシリテーションは議論と意思決定のプロセスに重点を置きます。 ここでは両方をまとめて扱います。 スクラムガイド2020ではファシリテーションや司会という単語は登場しませんが、 ……続きを読む

スクラムにおいて開発者を社外から集めるとどんな問題がありますか?
2023/07/27

スクラムにおいて開発者を社外から集めるとどんな問題がありますか?

開発者を社外から集めるというのは大きく分けると2つです。 開発をまるごと別の会社にやってもらう(別の会社に発注する) さまざまな会社から派遣やSESで来てもらったりフリーランスの方にチームに入ってもらったりする どちらの形態なのかによって多少の違いはありますが、以下のような問題が起こりやすいです。 開発のノウハウ ……続きを読む

スクラムの自己組織化と自己管理の違いは何ですか?
2023/07/25

スクラムの自己組織化と自己管理の違いは何ですか?

スクラムガイド2017では自己組織化という単語が使われていて、以下のような記述がありました。 自己組織化チームは、作業を成し遂げるための最善の策を、チーム外からの指示ではなく、自分たちで選択する。 一方で、スクラムガイド2020では、自己管理という単語が使われ、表現も変わりました。 また、自己管理型であり、誰が何 ……続きを読む

スクラムチームの分割を検討していますが、どういう点を考慮すればいいですか?
2023/07/21

スクラムチームの分割を検討していますが、どういう点を考慮すればいいですか?

スクラムチームは10人程度までがよいとされています。 これは人数の増加に伴ってコミュニケーションのオーバーヘッドが大きくなることが大きな理由です。 したがって、10人を超える場合はスクラムチームの分割を検討することが一般的です。 また、人数が10人を超えなくても、認知負荷の観点からスクラムチームを分割することもあります ……続きを読む

スクラムチームの開発者は複数チームを兼務してもいいですか?
2022/11/10

スクラムチームの開発者は複数チームを兼務してもいいですか?

組織によっては、スクラムチームの開発者が複数チームを兼務することがあります。たとえばAのプロダクトに半分、Bのプロダクトに半分といった具合です。 スクラムではこのような兼務を明示的には禁止していません。 ただしスクラムガイドは「やってはいけないこと」をすべて定めるようなものではなく、最低限の原則と守るべきことを述べたも ……続きを読む

スクラム未経験者がチームに加わるときに、どうオンボーディングするとよいでしょうか?
2022/07/14

スクラム未経験者がチームに加わるときに、どうオンボーディングするとよいでしょうか?

スクラム未経験者が新たにチームに加わるときは、その人の経験や力量にあわせて受け入れをすることをお勧めします。 いきなり、各種イベントに参加して、意見を言ったり、作業をセルフアサインしたりするのは難しいことが多いですし、価値観や原則、チームの作業の仕方や完成の定義を理解していないうちに作業をしてしまうとチームにも影響を与 ……続きを読む

スクラムの開発者はクロスファンクショナルだと思いますが、そんな優秀な人たちならウォーターフォールでもうまくいくのではないですか?
2021/10/01

スクラムの開発者はクロスファンクショナルだと思いますが、そんな優秀な人たちならウォーターフォールでもうまくいくのではないですか?

誤解のないようにいっておくと、個人としてインフラやアプリを始めとするさまざまな領域の設計や実装を全部できないといけないわけではありません。 開発チーム全体を見た時に必要なスキルを網羅していることがだいじです。 外部のチームへの受渡しや依存が増えれば増えるほどリードタイムは長くなり、計画作りも難しくなります。 また、いま ……続きを読む

スクラムチームのマネジメントに有効な評価指標は何ですか?
2021/10/01

スクラムチームのマネジメントに有効な評価指標は何ですか?

まずは、チームが作成しているプロダクトの売り上げ、利益、キャッシュフローの計測が基本です。 つまり、生み出した価値を基準にします。 これらは短期的に達成すれば良いわけではなく、継続的に達成していく必要があります。 その上で、これらの指標に結びつく内部の指標に何があるのかを考えてみてください。 成果との関連を確認せずに一 ……続きを読む

スクラムチームを持つマネージャーの役割として、従来のマネジメントと大きく異なる点はありますか?
2021/10/01

スクラムチームを持つマネージャーの役割として、従来のマネジメントと大きく異なる点はありますか?

実行責任や説明責任、結果責任については、従来どおりマネージャーが一端を担うはずです。 つまり実行そのものについてはスクラムチームに委ねたとしても、マネージャー自身はプロダクトオーナーやスクラムマスターと協働する必要はありますし(この場合マネージャーはステークホルダーになります)、マネージャーの責任が担保できないような場 ……続きを読む

スクラムチームメンバの評価はどのようにすべきですか?よくある個人の目標管理制度とどう組み合わせるのですか?
2021/10/01

スクラムチームメンバの評価はどのようにすべきですか?よくある個人の目標管理制度とどう組み合わせるのですか?

評価の目的は何ですか? チームメンバーとして、チームの業績に貢献するための能力、やり方の改善のための評価でしょうか?それとも給与を決めるための評価でしょうか? それらは、全く違うものですので、まずはそこを分けて考えると良いと思います。 つまり仕事がうまくなるようにするためのフィードバックは頻繁に行う必要がありますし、期 ……続きを読む

スプリントプランニングやレトロスペクティブで、スクラムチーム内の議論についていけないメンバーがいた場合、どうしたらいいですか?
2021/10/01

スプリントプランニングやレトロスペクティブで、スクラムチーム内の議論についていけないメンバーがいた場合、どうしたらいいですか?

基本的にはスクラムチーム内で解決方法を考えてください。 例えば新人であれば話が分からなくてついてこれないのは当然ですが、ずっとそのままにしておくといつまでたってもチームの総合力が上がらないので、優先順位の高い課題として対処しないといけません(例えばペアで作業したり説明の時間をとるなど)。 一方で本人の資質やマインドセッ ……続きを読む

アジャイルコーチングやトレーニングを提供しています

株式会社アトラクタでは、アジャイル開発に取り組むチーム向けのコーチングや、認定スクラムマスター研修などの各種トレーニングを提供しています。ぜひお気軽にご相談ください。

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  • スクラム実践者が知るべき97のこと
  • 著者/訳者:Gunther Verheyen / 吉羽龍太郎 原田騎郎 永瀬美穂
  • 出版社:オライリージャパン(2021-03-23)
  • 定価:¥ 2,640
  • スクラムはアジャイル開発のフレームワークですが、その実装は組織やチームのレベルに応じてさまざまです。本書はスクラムの実践において、さまざまな課題に対処してきた実践者が自らの経験や考え方を語るエッセイ集です。日本語書き下ろしコラムを追加で10本収録
  • プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
  • 著者/訳者:Melissa Perri / 吉羽龍太郎
  • 出版社:オライリージャパン(2020-10-26)
  • 定価:¥ 2,640
  • プロダクト開発を作った機能の数やベロシティなどのアウトプットで計測すると、ビルドトラップと呼ばれる失敗に繋がります。本書ではいかにしてビルドトラップを避けて顧客に価値を届けるかを解説しています。
  • SCRUM BOOT CAMP THE BOOK 【増補改訂版】
  • 著者/訳者:西村直人 永瀬美穂 吉羽龍太郎
  • 出版社:翔泳社(2020-05-20)
  • 定価:¥ 2,640
  • スクラム初心者に向けて基本的な考え方の解説から始まり、プロジェクトでの実際の進め方やよく起こる問題への対応法まで幅広く解説。マンガと文章のセットでスクラムを短期間で理解できます。スクラムの概要を正しく理解したい人、もう一度おさらいしたい人にオススメ。
  • みんなでアジャイル ―変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた
  • 著者/訳者:Matt LeMay / 吉羽龍太郎、永瀬美穂、原田騎郎、有野雅士
  • 出版社:オライリージャパン(2020-3-19)
  • 定価:¥ 2,640
  • アジャイルで本当の意味での成果を出すには、開発チームだけでアジャイルに取り組むのではなく、組織全体がアジャイルになる必要があります。本書にはどうやってそれを実現するかのヒントが満載です
  • レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス
  • 著者/訳者:David Scott Bernstein / 吉羽龍太郎、永瀬美穂、原田騎郎、有野雅士
  • 出版社:オライリージャパン( 2019-9-18 )
  • 定価:¥ 3,132
  • レガシーコードになってから慌てるのではなく、日々レガシーコードを作らないようにするにはどうするか。その観点で、主にエクストリームプログラミングに由来する9つのプラクティスとその背後にある原則をわかりやすく説明しています。
  • Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方
  • 著者/訳者:Jennifer Davis、Ryn Daniels / 吉羽 龍太郎、長尾高弘
  • 出版社:オライリージャパン( 2018-3-24 )
  • 定価:¥ 3,888
  • 主にDevOpsの文化的な事柄に着目し、異なるゴールを持つチームが親和性を高め、矛盾する目標のバランスを取りながら最大限の力を発揮する方法を解説します
  • ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント
  • 著者/訳者:リチャード・シェリダン / 原田騎郎, 安井力, 吉羽龍太郎, 永瀬美穂, 川口恭伸
  • 出版社:翔泳社( 2016-12-20 )
  • 定価:¥ 1,944
  • 米国で何度も働きやすい職場として表彰を受けているメンローの創業者かつCEOであるリチャード・シェリダン氏が、職場に喜びをもたらす知恵や経営手法、より良い製品の作り方などを惜しみなく紹介しています
  • アジャイルコーチの道具箱 – 見える化の実例集
  • 著者/訳者:Jimmy Janlén / 原田騎郎, 吉羽龍太郎, 川口恭伸, 高江洲睦, 佐藤竜也
  • 出版社:Leanpub( 2016-04-12 )
  • 定価:$14.99
  • この本は、チームの協調とコミュニケーションを改善したり、行動を変えるための見える化の実例を集めたものです。96個(+2)の見える化の方法をそれぞれ1ページでイラストとともに解説しています。アジャイル開発かどうかに関係なくすぐに使えるカタログ集です
  • カンバン仕事術 ―チームではじめる見える化と改善
  • 著者/訳者:原田騎郎 安井力 吉羽龍太郎 角征典 高木正弘
  • 出版社:オライリージャパン( 2016-03-25 )
  • 定価:¥ 2,138
  • チームの仕事や課題を見える化する手法「カンバン」について、その導入から実践までを図とともにわかりやすく解説した書籍。カンバンの原則などの入門的な事柄から、サービスクラス、プロセスの改善など、一歩進んだ応用的な話題までを網羅的に解説します。
  • Software in 30 Days スクラムによるアジャイルな組織変革“成功"ガイド
  • 著者/訳者:Ken Schwaber、Jeff Sutherland著、角征典、吉羽龍太郎、原田騎郎、川口恭伸訳
  • 出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-03-08 )
  • 定価:¥ 1,680
  • スクラムの父であるジェフ・サザーランドとケン・シュエイバーによる著者の日本語版。ビジネス層、マネジメント層向けにソフトウェア開発プロセス変革の必要性やアジャイル型開発プロセスの優位性について説明
  • How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜
  • 著者/訳者:Jurgen Appelo, 前川哲次(翻訳), 川口恭伸(翻訳), 吉羽龍太郎(翻訳)
  • 出版社:達人出版会
  • 定価:500円
  • どうすれば自分たちの組織を変えられるだろう?それには、組織に変革を起こすチェンジ・マネジメントを学習することだ。アジャイルな組織でのマネージャーの役割を説いた『Management 3.0』の著者がコンパクトにまとめた変化のためのガイドブック