認定スクラムマスター(CSM®)とは?
認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®/CSM®)は、スクラムの原則や実践を正しく理解し、チームや組織におけるスクラムの導入・改善をリードできる人材であることを示す資格です。

Scrum Allianceとは?
Scrum Allianceは、2001年に創設された、世界で最も歴史あるアジャイル認定団体のひとつです。スクラムの価値と原則に基づく実践者コミュニティを育み、学びを支援することを目的とした非営利団体であり、グローバルで80万人以上の認定資格保有者を擁しています。 他の認定団体との違いはFAQ「スクラムマスター資格の認定団体の違いを教えてください」を参照してください。
研修の特徴
本研修は、Scrum Allianceが定めるカリキュラムに基づき、スクラムの原則や実践方法を深く理解できるよう設計されています。 ただ知識を詰め込むのではなく、現場で活かせる実践的な学びを重視しています。
- 全編日本語での講義と教材(通訳によるオーバーヘッドはありません)
- スクラムの理論から実践まで網羅
- 座学とグループワークの組み合わせによる効果的な学習
- 20年以上のアジャイル、スクラム実践経験、多数のアジャイル関連書籍の執筆・翻訳経験を持つ認定スクラムトレーナー(CST)が担当
- 研修中および研修後の一定期間質疑応答に対応(研修中によく聞かれる代表的な質問を公開しています)
研修資料のサンプル(クリックで拡大します)
対象者
本研修は、スクラム未経験の方から、すでに実践しているが改めて体系的に学びたい方まで、幅広い層に対応しています。
こんな方におすすめです。
- スクラムの原則やプラクティスを基本から学びたい人
- チームをうまく機能させたいスクラムマスター
- スクラムを現場で導入しようとしている人
- マネージャーなどスクラムチームを支援する立場の人
IT業界に限らず、製造業・サービス業・教育機関などさまざまな業種の方が受講しています。
カリキュラムの概要
この認定スクラムマスター研修では、以下のようなトピックを体系的に学びます。講義に加え、ワークショップやディスカッションを通じて、実践力を養います。
- なぜアジャイルが必要なのか
- 素早く安定的に頻繁に価値を届けることの重要性
- 従来型開発手法の課題
- アジャイルソフトウェア開発宣言の4つの価値と12の原則
- スクラムの3-3-5(責任、作成物、イベント)
- スクラムの3本柱と価値基準
- スプリントレビューの重要性
- スクラムによるプロダクト開発の実践
- 良いチームが満たすべき5つの条件
- スクラムマスターの責任
- スクラムマスターのふるまい(ティーチング、コーチング、ファシリテーション、観察……)
- スクラムマスターロールプレイ
試験・認定について
本研修の受講後、認定試験をオンラインで受験できます。試験に合格すると、正式に「Certified ScrumMaster®」として認定されます。
- 試験形式:オンライン、選択式50問(日本語が選択できます)
- 制限時間:60分
- 合格基準:37問以上正解
- 再受験:1回まで無料です。2回目以降は各回25ドルかかります
- 認定:試験に合格すると認定証やバッジがダウンロードできます
受講後すぐに受験することも、後日落ち着いて受験することも可能です。
なお、認定は2年ごとに更新となります。 更新するためには、自己学習によるSEU(Scrum Education Unit)の登録が必要です。 詳細はFAQ「認定スクラムマスターの資格の更新方法を教えてください」を参照してください。
トレーナー紹介
Scrum Alliance認定スクラムマスター研修のトレーナーを紹介します。

吉羽 龍太郎 (Ryutaro YOSHIBA)
株式会社アトラクタ Founder兼CTO/アジャイルコーチ。
アジャイル開発、DevOps、クラウドコンピューティング、組織開発を中心としたコンサルティングやトレーニングが専門。
野村総合研究所、Amazon Web Servicesなどを経て現職。Scrum Alliance 認定スクラムトレーナー(CST) / 認定チームコーチ(CTC)ほかScrum Allianceの認定資格多数。Microsoft MVP for Azure。著書・訳書多数。[詳細]











開催スケジュール・お申し込み
本認定スクラムマスター研修は、株式会社アトラクタが提供します。詳細やお申し込みは以下よりお願いします。