みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトバックログリファインメントのやり方について立て続けに聞かれることがあったのでまとめておきます。長文ですが参考になれば幸いです。 まずはスクラムガイド2020を確認しておきましょう。該当する箇所は3箇所です。 スプリントでの説明(9ページ) スプリントでは、(中略)
続きを読むスクラムガイド2020には以下のように記述されています。 1スプリント内でスクラムチームが完成できるプロダクトバックログアイテムは、スプリントプランニングのときには選択の準備ができている。スクラムチームは通常、リファインメントの活動を通じて、選択に必要な透明性を獲得する。 プロダクトバックログアイテムがより小さく詳細
続きを読むみなさんこんにちは。@ryuzeeです。 今日はTwitter経由で頂いた質問に回答したいと思います。 質問は以下になります。 プロダクトバックログアイテムの粒度について教えてください。 ECサイトだとして、「購入者が販売商品を購入できる」というユースケースの場合、PBIに入れるユーザーストーリーとしては、「購入した
続きを読む2020年版のスクラムガイドでは以下のような記述があります。 プロダクトオーナーは、効果的なプロダクトバックログ管理にも責任を持つ。たとえば、 プロダクトゴールを策定し、明示的に伝える。 プロダクトバックログアイテムを作成し、明確に伝える。 プロダクトバックログアイテムを並び替える。 プロダクトバックログに透明性が
続きを読むプロダクトバックログに含まれるアイテムが多すぎて、整理しきれなかったり整理に時間がかかったりする状況は不健全です。 以下のような点について見直してみましょう。つまり、効率的な管理の方法を模索するのではなく数を減らしましょう。捨てましょう。 ゴミが混ざっていないか。何年もプロダクトを運用していると時間の経過とともに、プ
続きを読むプロダクト初期の時点で実現したいと思っていることは、仮説に過ぎません。 インクリメントを作ってスプリントレビューでフィードバックを得たり、解決しようとしている課題を実際に抱えているユーザーへのインタビューや観察をしたりすることで、プロダクトが正しい方向に進んでいることを確認しつつ、新たに分かったことをプロダクトバックロ
続きを読むあります。 プロダクトバックログは実現したい順番に並んでいるので、基本的には上のものほど早く作ることになります。 ただし、スプリントではスプリントゴールを設定し、その達成を目指すことでプロダクトゴール自体の達成を目指していくため、時には上位のアイテムでもスプリントゴールに関係なければ後回しにすることもあります。 もちろ
続きを読む要求を詳細化する(少なくとも開発できるぐらいに具体的にする)作業をプロダクトバックログリファインメントと呼びます。 このイベントは次以降のスプリントを始める上で重要な活動なので、前のスプリントの中で開発チームやプロダクトオーナーが自分たちの時間を使って実施します。 つまりスプリントで開発に使える時間はその分減るというこ
続きを読むプロダクトバックログアイテムの見積りは継続的に実施する活動なのでタイミングごとに説明します。 まずプロジェクト初期に全体で必要そうな工数や期間などを算出します。 算出の仕方はスクラムでは規定はありませんので好きなやり方を使ってください。 例えばファンクションポイントも使えますし、見積りのノウハウが蓄積されていればそれを
続きを読む全員が同じ場所で仕事をしている場合は、付箋紙やインデックスカードのようなアナログのツール、 そうでない場合は、Google Spreadsheet、Excel、Trelloなどの自由度の高いツールがお勧めです。 Jiraのような専用ツールは入力項目が多く、どうしてもツールに使われてしまう(無駄な時間がかかってしまう)の
続きを読むアジャイル開発の場合、インクリメントの考え方のとおり、動作している(役にたっている)プロダクトに機能を追加していく形になります。 したがって、一度書いてテストしたコードは「壊さないために触らない」ということはなく、スプリントを重ねるごとに変更が入ることがあります。 つまり常時変更が入る前提でコードをクリーンな状態に保つ
続きを読むみなさんこんにちは。@ryuzeeです。 別のところで依頼を受けて作った文書なのですが、皆様の参考にもなるかと思いますので共有しておきます。 まずはプロダクトゴールを検討する プロダクトバックログは、プロダクトゴールの実現のために存在します。 つまりプロダクトバックログを作るには、プロダクトとして実現したいゴール、顧客
続きを読むみなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトバックログアイテムは、複数スプリントにまたがって1つのものに着手することはありません。 必ず、1スプリントで完成できる大きさになっている必要があります。 これは、複数にまたがってしまうと変化に柔軟に対応できなくなること、成果の量の把握が難しくなること、大きいものを扱う
続きを読むみなさんこんにちは。@ryuzeeです。 以前お客様先でスクラムのトレーニングを実施した際に、プロダクトバックログアイテムとタスクの見積りについて質問をいただきました。 見積りについてはもっとも質問をいただく項目の1つでもあるので、ここでスクラムにおける見積りについて書いておくことにします。 プロダクトバックログアイテ
続きを読むみなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトバックログはスクラムにおける生命線の1つです。 プロダクトバックログが良くないとプロダクトの価値がでなかったり、そもそもスクラムチームとして安定したデリバリーを行えません。 プロダクトバックログでよく起こる問題 プロダクトバックログを管理する上でみなさんがよく知ってい
続きを読むみなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトバックログや見積りについて質問をいただく機会が続いているので、頂いた内容と僕の回答を整理して載せておきたいと思います。 初期のプロダクトバックログの作成作業は、プロダクトオーナーがスプリント開始前に一人でやるの? それとも、スクラムチーム全員で作成するの? 開発チーム
続きを読むみなさんこんにちは。@ryuzeeです。 プロダクトオーナーやプロダクトバックログに関してよく頂く質問についてまとめました。 スクラムではフレームワークとして定義されているものをどのように実装するかはスクラムチームに任されているので以下の僕の回答はあくまで僕個人の見解です。 プロダクトバックログにはバグは乗せないのか?
続きを読むみなさんこんにちは。@ryuzeeです。 Product Backlog Groominが良い記事でしたので、意訳・抜粋にてご紹介いたします。 プロダクトバックログは継続的に更新される生きたドキュメントである。 プロダクトバックログには、全ての機能要求、非機能要求を含むすべての要求を含んでいる。 なぜプロダクトバックロ
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