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スクラムが失敗する理由を5つの観点で見てみる
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。
Joseph Pelrine氏とJiri Lundak氏の「Why Scrum Projects Fail」が良い記事なので抜粋・意訳にてご紹介します。
アジャイルやスクラムの導入支援をしていると必然的に組織改革や人事改革にたどりつくことが多いのですが、その理由は以下の失敗の理由を見れば明らかです。 もちろん以下のどれにも該当しない現場は滅多にお目にかかれず、少なからず失敗の原因になりうる要因が存在しています。 問題はその要因を「決まってしまっている仕方のないもの」として諦めるか、「カイゼンを繰り返してより良くしていく」活動をするかにかかっています。
感情面

- 個人の対立
 - 混乱
 - 規律がない
 - 破壊的な振る舞い
 - 無気力
 - 恐れ
 - 支配
 - 反感・嫌悪
 - 過剰な優越感
 - 無視
 - 立場を決める
 - ぬるま湯
 - 無関心
 
文化的側面

- マイクロマネジメント
 - ミニウォーターフォール
 - 責任追及
 - 詳細な報告
 - チームの決定を覆す
 - スクラムマスター=チームの責任者
 - ヒロイズム
 - 悪い価値観
 - コマンドコントロール
 - 専門化
 - 責任の限定
 - 階層組織型の思考
 - 個人保証
 - コンプライアンス
 - 非難
 
リフレクション

- スプリントNのプロセスがスプリント1と同じ
 - スプリントのベロシティが分からない
 - 顧客へのデモをしない
 - コードレビューをしない
 - 単調なスタンドアップミーティング
 - チェックインの前にテストを走らせない
 - 悪いメトリクス
 - チームでのリフレクションの欠如
 - 個人でのリフレクションの欠如
 - コミットメントがない
 - 学習しない
 - 価値の誤った定義
 - 安全地帯の範囲しかやらない
 
適応

- 変化に対応する時間を持たない
 - アクションのないふりかえり
 - うまくいかないことを繰り返しやる
 - リファクタリングの欠如
 - 結論や決定事項のないスプリントレビュー
 - テストがない
 - やり方が決まっていない
 - うまく機能しないスクラムマスター
 - 弱いプロセス
 - 押し付け型のプロセス
 - 組織からのプレッシャー
 - プロダクトオーナーが見えない
 - 権限委譲がない
 - 適応しない
 - 変化の頻度が高すぎる
 
コラボレーション

- 成り行きまかせの結果
 - タスクの引継ぎ
 - 特定の人だけが顧客と相対する
 - チーム計画がない
 - チームメートのためにペースを落としたりしない
 - 顧客のかわりに決めてしまう
 - チェックイン競争
 - 人種差別
 - コミュニケーションパスの硬直化
 - 責任をシェアしていない
 - プッシュ型
 - 縄張り争い
 - 分離
 - 政治
 
それでは。
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